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若者の“特別な日”のホテル選びを探る|SOMEWHERE×サイバーエージェント次世代生活研究所 共同ワークショップを開催

若者の“特別な日”のホテル選びを探る|SOMEWHERE×サイバーエージェント次世代生活研究所 共同ワークショップを開催

株式会社CHILLNN(本社:京都市下京区、代表取締役:永田諒)は、7月22日、オンラインホテル予約サービス「SOMEWHERE」をリリースしました。

 

SOMEWHEREについての詳細はこちら

 

リリースに先立ち、7月7日にサイバーエージェント 次世代生活研究所と共同で、「若者の特別な日のホテル探しの実態を解明する」ワークショップを開催しました。
大学生14人の調査報告、ディスカッションを通して、「どうやって探す?」「何を決め手に選ぶ?」といった若者のリアルなホテル選びの行動や心理が明らかになりました。

 

※CHILLNN:予約システム「CHILLNN」、ホテル予約サイト「SOMEWHERE」の運営。株式会社水星の関連会社。

 


 

若者の“特別な日”のホテル選びを探るワークショップ

 

「SOMEWHERE」は、気分や目的から、泊まりたい宿が探せるホテル予約サイトです。
今回のワークショップでは、「SOMEWHERE」の開発のヒントを得るために、サイバーエージェント 次世代生活研究所に所属する大学生のメンバー14人の協力を得て、「若者の“特別な日”のホテル選び」をテーマに、若者の本音や実態に迫りました。

 

1日のワークショップを通して、若者の普段のホテルの探しの方法を探求、その後、予約サイト「SOMEWHERE」のユーザーのペルソナの生成や、実際にサービスを使ってみた上での若者視点の感想や改善提案の共有、「SOMEWHERE」のPRプランのディスカッションを行いました。

 

WSを通して判明した若者のホテル選びの特徴

 

今回のワークショップを通して、若者のホテル選びにおける次の様な特徴が見えてきました。

 

SNSと公式サイトを駆使した“徹底リサーチ型”のホテル選び

 

まずは大手予約サイトで候補を絞り、公式サイトで詳細を確認。さらにTikTokなどSNSやGoogle Mapの口コミでリアルな声や画像をチェックした上で、最後に価格比較で最安の予約サイトから決定するというように複数のツールを駆使して、WEB上の様々な情報を収集して検討するという声が多く寄せられました。

若者の声
「例えば、韓国旅行の場合は、まずは、TikTokで「韓国 ホテル」で検索。気になったホテルを予約サイトで比較検討。最後にTrip.comで予約します。」

 

・広告はリアリティと共感重視の“ハ―ドル下げ”がポイント

 

デジタルネイティブ世代の若者にとって「映え」は重要な決め手の一つである一方で、他人から見た「映え」だけでなく、自分にとっての心地よさを大事にしたいという傾向が見られました。「自宅のくつろぎ」や「あるある」などリアルな描写や共感を呼ぶ内容の広告に高い好感度を持っていることがわかりました。

若者の声
「ホテルの広告では、「気楽さ」を感じるものに魅力を感じます。SNSで見るような完璧な旅行ではないゆるい旅行を肯定してくれることで、旅のハ―ドルが下がります」
「IHGホテルズ&リゾーツの「ホテル滞在あるある」は、滞在イメージの解像度が上がって、親近感が湧きます」

  

 


  

まとめ

 

今回のワークショップを通じて、Z世代のリアルな感覚や行動様式を深く理解することができました。特に、SNSを情報収集の起点とし、視覚情報から得られる「雰囲気」と「実態」を重視する彼らの特性は、今後のサービス開発において重要な視点となります。

 

今回の発見を踏まえて、ホテル予約サービス「SOMEWHERE」は、SNSでの視覚的訴求を強化し、ユーザーが求める詳細情報(レビュー、多角的な画像、多様なプラン)を提供して、より魅力的なホテル予約体験を創造することを検討していきます。また、広告戦略においては共感を呼ぶコンテンツを展開し、潜在顧客へのリーチを拡大していきたいと考えています。

  

若者メンバーは皆、積極的にディスカッションに参加し、柔軟な発想で多くのアイデアを提供してくれました。彼らの率直な意見は、私たちがなかなか気付けないZ世代のリアルな心理を浮き彫りにし、大いに刺激を受けました。

 

ワークショップ全体を通して、建設的な議論を重ねることができました。得られた知見は、「SOMEWHERE」のサービスを次世代にフィットさせるための貴重な糧となると感じています。

 


 

コメント

 

小林実可子

株式会社CHILLNN リサーチャー
SOMEWHERE開発担当

 

SOMEWHEREのデザイン性の高さやホテルの魅力を端的に伝える工夫に対し、参加者からは「おしゃれで直感的に使える」「撮影映えする場所がわかる」「コメントが参考になる」など好意的な声が多く寄せられました。
 一方で、「口コミがないと不安」「水回りの写真も見たい」といった意見もあり、ホテルの信頼感や実際の雰囲気を伝える工夫の必要性が浮き彫りに。今後の改善ポイントとして受け止めています。

 

特に、画像や動画といった視覚的な情報を重視する点と、口コミを中心に膨大なリサーチを行うというリアルを知りたい気持ちの強さに驚きました。

 

SOMEWHEREは、まだ知られていない魅力的な小規模ホテルを発掘・掲載することに注力しており、ターゲット世代のニーズと丁寧に向き合いながら、より信頼される宿探しの場を目指してまいります。

 

龍崎翔子 

株式会社水星CEO/株式会社CHILLNN  CCO
SOMEWHERE プロデューサー

 

今回のワークショップを通じて、Z世代が「特別な日」のホテル選びにおいて、想像以上に丁寧で情報感度の高いリサーチを行っていることに驚きました。SNSを起点に雰囲気を掴み、公式サイトや口コミで実態を確かめ、最後に価格比較で決定するというプロセスは、まさに"徹底リサーチ型"の世代らしい特徴です。また、Z世代が映えだけでなく自分らしさや気楽さを大切にし、広告においてもリアルな共感を重視する姿勢に大きな学びがありました。

 

SOMEWHEREとしては、こうした価値観を踏まえ、SNS的なビジュアル体験と、ユーザーが安心できる詳細情報の両立を強化していきたいと考えています。そして「特別な日」を自分らしく過ごしたい若者にとって、自分らしいホテルを楽しみながら見つけられる体験となるよう進化させてまいります。

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